国民行動要領です 01
寒波発生時の行動マニュアル
各家庭で
- 凍傷にかかった時は、患部をさすったり突然火に当てて温めたりしてはいけません。ぬるま湯で温めた状態で速やかに医療機関を訪問してください。
- 屋外での活動はできるだけ自粛し、やむを得ず外出する場合はインナー・マフラー・帽子・手袋などを着用して露出する部分の保温に努めなければなりません。
- 長期間家を空ける時は、凍結防止として水道栓を開き、少量の水を流したままにしておきましょう。水道管が凍結した時は、ぬるま湯やドライヤーを使って解凍させます。
- 凍結した道での転倒を避けるには、小さな歩幅ですり足のように歩くのが有効です。また、靴底にすべり止めが施されているものや、ヒールがない(低い)靴を履くようにしましょう。
- 水道メーター・水道管・ボイラー配管などは、使い古したタオルや服などを保温材として巻きましょう。また、外部から冷風が入らないようにすきま風防止テープを貼るのもよいでしょう。
道路で
- 車での移動中に孤立した場合は救助要請を行い、同乗者ともに体温の維持に努め、交代で休息を取るようにしましょう。
- 必ず一人は起きていなければならず、夜間には室内灯をつけたり色物の服を雪の上に広げて、救助隊の目に付きやすくしましょう。
- 運転する前は、フロントガラスの窓霜をしっかりと取り除きましょう。運転する時は、通常よりスピードを落とし、車間距離を十分に確保して事故を予防しましょう。
- 路面凍結や積雪に備えて、スノーチェーン・塩化カルシウム・スコップなどの越冬用品を事前に用意し、不凍液・蓄電池・潤滑油など自動車の状態を点検しておきましょう。
- 滑りやすい道・凍結道路・カーブ道などでは、出来る限り加速したりブレーキを踏まないようにしましょう。そういった危険な道に差し掛かる前に、事前に減速してください。
国民行動要領です 02
火災発生時の行動マニュアル
- 大きな声で知らせる(非常召集)
- 寝ている時に火災警報器が鳴ったら、火災発生の有無を確認する前に大きな声で知らせ、周囲の人を集めてから外部へと避難します。
- 避難方法の決定
- ドアを開ける前に、ドアノブを手の甲でそっと触って温度を確認しましょう。ドアノブが熱かったら、ドアの外で火災が発生しているということなので、ドアを開けてはいけません。
- 煙が入ってくる方向とドアノブの温度から、階段から避難するか窓から救助を要請するかを決定します。
- 速やかに避難する
- 避難する時は、エレベーターは絶対に利用しないでください。 非常階段を使って避難しましょう。
- 避難できない場合は窓から救助要請を行ったり、一時避難スペースまたは乾式間仕切り壁を利用して避難しましょう。
- 119番に通報
- 安全に避難したら、119番に通報します。
- 手元に携帯電話があるなら速やかに通報し、避難のタイミングを逃さないようにしましょう。
- 避難後の人数確認
- 公園などの安全な場所に避難したら、人数確認を行いましょう。
- 見当たらない(逃げ遅れた)人がいたら、出動した消防隊に伝えましょう。
国民行動要領です 03
水害発生時の行動マニュアル
- 浸水地域では運転しないようにしましょう。
- 突発的な水害に見舞われたら、迅速に高い所に避難しましょう。
- がけ崩れや地滑りのおそれのある地域には近づかないようにしましょう。
- 水道水や貯水タンクの水は、汚染されていないか調べてから使用しましょう。
- 水害発生の恐れがある時は、避難場所や避難経路などを事前に把握しておきましょう。
- 水害が予想される場合は、ガスの元栓を閉め、電気のブレーカーを落としておきましょう。
- 指定の避難所に到着したら、必ず避難所に到着したことを知らせ、避難所関係者の指示に従って行動しましょう。
- 水害発生が予想される地域の住民は、ラジオ・テレビ・インターネットなどで最新の気象情報を確認しておきましょう。
- 岩や砂利などが流れ落ちてきやすい斜面部周辺の通行を控え、もし道を通ることがあれば周囲をよく確認してから移動しましょう。
- 住宅が浸水した場合は、ガスや電気のブレーカーがOFFであるかを確認し、技術者による安全点検が終わってから使用するようにしてください。
洪水特報基準 : 国土交通部洪水統制所から水系別の主要地点における洪水予報・警報基準水位に応じて発令
国民行動要領です 04
地震発生時の対応マニュアル
- 丈夫な机やテーブルの下に隠れて身の安全を確保する
- 激しい揺れは、長くても1~2分程度でおさまります。
- 机やテーブルの脚をしっかりとつかみ、身を隠しましょう。
- テーブルなどがない場合は、クッションなどで頭を保護します。
- ガス・電気を止め、ドアを開けて出口の確保
- 揺れがおさまったら、慌てずにガスと電気を消して火災を防ぎましょう。
- ドアや窓を開けて、いつでも避難できるように出口を確保します。
- 揺れがおさまったら、出口から外に避難します。
- 避難する時は必ず靴を履く
- 地震が発生すると、ガラスの破片や瓦礫などで足をケガする恐れがあります。必ず靴を履いて避難しましょう。
- 非常階段から避難
- 地震が発生すると、エレベーターが止まる恐れがあります。エレベーターではなく階段を使って建物の外に避難しましょう。
- 避難する時はガラス・看板・瓦などの落下物に注意し、持ち物などで頭を保護しながら慌てずに落ち着いて避難しましょう。
- 建物や塀から離れて移動する
- 塀や窓ガラスなどが破損していたり倒れやすくなっているので、建物や塀からできるだけ遠く離れて、カバンや手で頭を保護しながら避難しましょう。
- 落下物のない広い空間に避難する
- 落下物に注意しながら、速やかに運動場や公園などの広い場所に避難しましょう。
- 避難する時は、車は利用せずに歩いて避難してください。
- 正しい情報に従って行動する
- 避難場所では案内に従って行動し、秩序を守りましょう。
- 地震発生直後には根拠のない噂話やデマが流れることもあるので、ラジオや公共機関の案内放送などの情報に従って行動しましょう。